親子でマインクラフトというゲームに没頭しています。
私のスマートフォンと、自宅Wi-Fi下でしか使えないandroid端末と、主人のお下がりiPad、合計3つの端末にマインクラフトをダウンロードして(有料ですが、ゲーム買うより断然安い)息子と娘と私の3人でマルチプレイしています。
マインクラフトはリリースされてから10年近く経ってもまだ流行っている、世界で一番売れているゲーム。小学生には「マイクラ」と呼ばれ、娯楽として親しまれると同時に、プログラミングの教材として教育現場でも使われています。
レゴブロックのような単純な見た目でありながら、現実とほぼ同じ物理が働く世界で、時間や重力、空腹や敵と戦います。
マルチプレイとはそれぞれの端末でそれぞれの人物を操作していながら、同じ世界を共有しているということです。協力することも、奪い合うこともできます。
物理法則のないモード(クリエイティブモード)にすれば、命の危険の心配をせずにお城や遊園地を作る事に集中できます。何でもあり。飛べちゃうし、ダイヤモンドの塊もこぶしで壊せ、珍しい建材も使い放題。マグマに浸かっても死にません。子どもたちは主にこのクリエイティブモードをシングルプレイで遊んでいます。シングルプレイで作ったお屋敷にマルチプレイでお邪魔させてもらったり、姉が迷路やアスレチックを作って弟に遊ばせるなんてこともあります。
私はこのモードではない方の、サバイバルモードが好きなので、ママとのマルチプレイはいつもサバイバル。夜になると敵が来て、家がないと死にます。
寝床作って暗くなる前に寝てしまえば敵と遭遇することはほぼ無いのですが、この寝食満たすのが大変。容赦なく死にます。リセットとかいう概念はありません。
お腹が空くと動けないし天気が悪い日もある。
畑作るにはクワ、魚を釣るにも釣り竿がいります。
生きていく道具を得るため、最初はなんとか素手で(!)木を切り、加工して斧を作って木をもっと採集する所からサバイバル生活が始まります。
ゲームとしておもしろいだけでなく、規則正しく寝ることは良からぬ敵から身を守ること、足場を作りながら建築をする大工さんの苦労も、食べるところ寝るところがあるのは当たり前ではないことも、嫌味なく子どもに教えてくれる所がポイント高いです。
息子はこのゲームで覚えたシラカバやマツなど木の名前、クワとかツルハシというサバイバル道具の名前を大人に披露して褒められて得意気です。
私の父はアウトドア好きで、よくキャンプに連れて行ってくれました。ぽつんと○○とか田舎暮らしとかが流行る前から、ちょうど「北の国から」で黒板五郎が麓郷で丸太小屋を作っていたあたりから、そうした生活にあこがれていましたので、仕事を引退したら山奥に生活拠点を移すつもりで準備中です。じぃじと孫の世代の橋渡しとしても機能している「マイクラ」おそるべし。